プラスターボードとは?
プラスターボードとは、石膏(せっこう)プラスターという素材を板状に形成し、表面を特殊な紙(ボード用紙)で仕上げた建築材料です。
住まいの室内壁や天井を造る際に使用され、柱にプラスターボードを固定し、その上にクロス(壁紙)を張るのが一般的な仕上げです。
原則的に厚みがあるボードほど耐久性が高くなりますが、天井には薄いものが使用されることが多い
石膏ボード(プラスターボード)の種類と用途
プラスターボードには用途や目的によってさまざまな種類がありますが、そのなかでも代表的な製品の特徴と規格をご紹介します。
石膏プラスターを板状に成形し、表面をボード用紙で仕上げたもの。もっともスタンダードな製品で、壁や天井の内装材として広く使用されています。(厚み:9.5mm、12.5mm、15.0mm)
通常の芯材部分にガラス繊維などを加えて、耐火性・耐衝撃性を向上したプラスターボード。防火性能が求められる場所で使用します。(厚み:12.5mm、15.0mm、16.0mm、18.0mm、21.0mm、25.0mm)
強化石膏ボードの耐火性能・耐衝撃性に加えて、耐震性能を高めた製品。建物に掛かる力を支える耐力壁への使用に適しています。
表面に塗装加工やデザインを施したプラスターボード。壁や天井の仕上げ材として使用します。(厚み:9.5mm、12.5mm、15.0mm)
芯材および表面に防水加工を施したプラスターボード。キッチンや洗面室など、湿度の高い場所で使用されます。(厚み:9.5mm、12.5mm、15.0mm、16.0mm)
通常のプラスターボードの表面を不燃性のボード紙で仕上げた製品。化粧なしのものと化粧仕上げのものがあります。(厚み:9.5mm)
まとめ
一般住宅の壁や天井に広く使用されているプラスターボード(石膏ボード)は、耐火性・遮音性に優れた建材です。
用途や目的により、さまざまな種類があります。プラスターボードの壁にネジで時計や飾り棚等を取り付けたい場合は、専用のボードアンカーを使用しましょう。
重量物の設置には、下地の追加が必要になることがありますので注意が必要です。