濡れ縁(ぬれえん)とは?
濡れ縁とは、家の外壁から張り出した外部の床のことです。
室内とはテラス戸でつなげられることが大半で、裸足のまま室内から濡れ縁に出て外を楽しむことができます。
一方縁側というと、室内にあってテラス戸に面した廊下状の場所を指します。縁側と濡れ縁がテラス戸を介して並んでいる作りもとてもポピュラーです。
濡れ縁とウッドデッキは、ほぼ同じ役割のもの。名前のとおり、濡れ縁といえば和風の伝統的なデザインを指すでしょうし、ウッドデッキならモダンで洋風なデザインを指すと言えます。
ただ木材の選び方や板の張り方、そして縁の下の作り方など、具体的な作り方は和風の濡れ縁と洋風のウッドデッキではだいぶ異なってくると言えるでしょう。
濡れ縁の魅力とは
濡れ縁はウッドデッキほど広い空間はありませんが、その分気軽に使えるというメリットがあります。
- ちょっと腰掛けて休憩するには、濡れ縁の広さが最適
- 天気のよい日は日向ぼっこに最適
- 気軽な感じで読書やお茶の場所として利用できる
- 外の景色を見ながら空気や風の香りを感じられる
と、室内で過ごすのとはまた違った快適さがあります。
小さな子どものいる家庭では、遊んでいる様子を濡れ縁に座って見守ることもできますし、濡れ縁の下にサンダルを置いておけば、室内から庭へのアクセスがしやすくなり便利です。
それ以外にも、鉢植えや盆栽などガーデニングの植物を飾ってみると、庭に置くのとは違った雰囲気になります。